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オーストラリア・パビリオンからの感謝メ ッセージ

Australia Pavilion in daytime

大阪で開催された2025年国際博覧会(万博)のオーストラリア館は、6ヶ月という特別な期間を終え、正式に閉館しました。

パビリオンチーム一同より、300万人を超える来場者、素晴らしいパートナー、そしてこの特別な体験を忘れられないものにしてくださったすべての方々に、心から感謝申し上げます。皆様の熱意、好奇心、そしてご支援のおかげで、私たちはオーストラリアの文化と多様性を世界とともに祝い、共有することができました。

カフェ・ココに立ち寄ってコーヒーを飲んでくださった方、ビジネス・イベントに参加してくださった方、私たちのマスコットに会ってくださった方を含め、私たちと過ごしてくださったすべての瞬間に感謝しています。

オーストラリア・パビリオン:数字で見る

Of Sea and Dance performing at Australia Pavilion

朝日が昇るころから夕日が沈むまで、パビリオンは常に活気にあふれていました。850回を超えるパフォーマンスが、オーストラリアの創造性・革新性・多様な精神を表現。マスコットたちは1,000回以上登場し、世界中の家族連れに笑顔を届けました。

「オーストラリアの日」には、オーストラリア総督サム・モスティン閣下(AC)の主導のもと、パビリオンはオーストラリアのファースト・ネーションズ(先住民)文化遺産、創造性、そして多文化的アイデンティティに注目しました。この日を通じて、日本や世界各国からの来場者と、私たちが共有する価値観を改めて確認する機会となりました。

文化と対話が交わる場所

このパビリオンは、単なる観光の場ではなく、「人と人とがつながる場」でもありました。クリーンエネルギー、AI、ヘルスケア、宇宙、フードイノベーションといった主要分野で新たなパートナーシップを生み出すきっかけとなる、165件以上のビジネスや外交イベントが開催され、合計8,000名のゲストを迎えました。

オーストラリアのすべての州と準州が参加し、まさに国全体の魅力が一堂に会しました。また、日豪両国の政府、産業界、地域社会のリーダーをはじめとする5,000名のVIPを迎え、400件を超える公式訪問が行われました。

オーストラリアの本物の味を体験

Visitors at the Australia Pavilion

カフェ・ココでは、来場者がオーストラリアの温かいおもてなしを直に感じられる場となり、提供された飲食メニューは延べ88万7,000点に上りました。なかでも人気を集めたのは次のメニューです。

  • Four’n Twentyミートパイ 20万個
  • オーストラリアンコーヒー 13万杯以上
  • ラミントン(ココナッツケーキ) 24万個
  • ビール 7万5,000杯以上
A visitor at the Retail Cart in Australia Pavilion

小売りカートでは、ココのぬいぐるみからオーストラリア産ワインやマカダミアナッツまで、7万8,000点を超える商品が販売され、来場者の皆様が“オーストラリアの一片”をお土産として持ち帰りました。

評価された成果

オーストラリア・パビリオンは、来場者数にとどまらず、数々の賞を受賞し高く評価されました。

  • 没入型展示のデジタル演出(Spinifex Group制作)で、Australian Effects & Animation Festival 2025 金賞受賞
  • ロゴデザイン(Balarinji制作)で、2025 GOV Design Award および 2025 WORLD Design Awards 金賞受賞
  • Stadium Business Awards(サステナビリティ部門)最終候補に選出
  • Pacific DayやTe Aratini Indigenous Peoples’ Weekを通じて、国際的なパートナーシップとリーダーシップを発信

2025年大阪万博に日が沈むとき

「Chasing the Sun(太陽を追いかけて)」をテーマに掲げたオーストラリア館は、協働と創造性の象徴として、オーストラリアならではのエネルギー、人々の温かさ、多様な才能、そして雄大な自然を世界に示しました。万博は終わっても、ここで生まれたつながりとチャンスはこれからも広がり続けます。

オーストラリア・パビリオンを成功に導いてくださったすべての皆様に改めて感謝申し上げます。オーストラリア・パビリオンに沈む太陽は、2026年の日豪友好協力基本条約締結記念日に向けて、日豪関係の次の50年に向けて昇ることになります。ここで始まった対話とパートナーシップを、これからも大阪から世界へと広げていくことを楽しみにしています。

次の冒険の地で、またお会いしましょう。